学生にとって超売り手市場の就職・採用市場の昨今、個別説明会を企画しても思っているほど人数が集まらなかったり、集まったとしてもキチンと話を聞いてもらえているのかわからない。そういう悩みを持っている会社も少なくないと思います。

 

そこで今回は私が先日受けてきた研修の中から、学んだ学生に共感を得るために検討すべき『説明会コンテンツ』の設計に関する情報をご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

会社説明会の位置づけ

新卒採用とは将来的に自社の中核として活躍できるような潜在的ポテンシャルを持った、人材を採用する事。即戦力ではなく、潜在的ポテンシャルを見出す事が重要です。

会社説明会の最大の目的はWEBや情報誌などのメディアを介してではなく、自社の直接の関係者から、生の情報や働く事をイメージできる内容を伝え、自社の魅力を知って貰う事で、学生は特に「仕事内容」と「会社の雰囲気」を知りたいと考えています。

 

うちの会社では採用担当者の私が全て最初から最後(会社概要・仕事内容・福利厚生など)を話しているので生の情報や働く事をイメージ出来ていないのではないかなと思っていました。

欲を言えば現場のスタッフに登壇してもらって仕事の内容を話してもらえると1番良いと思うのですが、なかなか協力を得られない現状があったりします…

 

 

会社説明会を成功に導くための「6P」(6つの要素)

 

Purpose(目的)

会社説明会を開催する目的を明確にした上で、関係者全員(なんらかの形で接触する

可能性がある方を含む全員)でしっかり共有しておく事が必要です。

People(聞き手)

聞き手の立場(学生目線)になってプログラムの設計や運営を行う事が大切です。

Place(場所・設備)

会場・設備の準備は学生目線に立ち、「見る」「聴く」「感じる」の観点からPCや

スクリーン、音響、空調、照明を準備する必要があります。

Program(内容)

「リアル&アクティブ」の観点から学生が知りたいと思われる自社の魅力をしっかり

と伝える事が重要で、その為には自社の魅力が何であるか抽出しておく事が必要です。

Presentation(伝え方)

「誰が」「どのように」伝えるか、全体の構成、順番、それぞれのプログラムの

“ねらい”を設計しておく事が大切。その際にはどのような情報発信手法で学生に

「見て」「聴いて」「感じて」もらうかを考えておく事も重要です。

Passion(情熱)

学生の入社意欲に最も大きな影響を及ぼす可能性がある要素です。

現在、6つの要素の内『内容』の自社の魅力を一言で言い表せず、多くの話から察してもらおうという内容で構成してしまっています。より分かりやすい内容で構成する必要があると感じました。

 

会社説明会の基本設計~自社の魅力を抽出し、整理する~

自社の魅力は学生の興味・関心に従って4つの要素と5つの観点から 抽出する事が出来ます。

仕事内容や社風は学生の興味が1番で、話しやすい項目だと思います。

ですが、仕事内容やそのやりがい等は採用担当者からの伝達だと説得力が薄く、伝わり方が弱いと思うので、可能であれば先輩社員に参加頂いて、生の声を届ける事が1番だと感じました。

 

 

会社説明会の基本設計のまとめ

会社説明会の基本は2時間以内(スライドを使用しての一方的な説明は30分以内)にします。

その2時間は冗長感を与えない為にも変化を設け、登場人物を複数名準備する必要があります。

役  員:学生にとっての理想像である為「ビジョン」や「求める人物像」を語って

貰う事が効果的です。

先輩社員:自社の「魅力」や「仕事内容」を自身の言葉で語って貰うと効果的です。

採用担当:良くも悪くも会社の印象を決める存在なので理想は司会・進行役が適任です。

 

1枚のスライドには1つのメッセージが基本です。多くを語っても伝わらない可能性が大きいそうです。

そして文章ではなく、単語や箇条書きを基本として使用する文字の大きさは24ポイント以上でゴシック系のフォントを基本とすると、より伝わりやすいそうです。

話の展開はPREP法が伝わりやすいと言われていて、PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(事例)」「Point(結論)」この順で人を説得するに有効なテクニックです。

 

 

 

 

研修では役員や先輩社員などに登壇して頂いて採用担当者は今後接する機会が多くある為、説明会では、あまり話す必要はないとの事でした。

しかし、出来る事と出来ない事があると思いますので、まずは一人で実施する説明会で入社意欲を高める事が出来るよう、スライドの構成や内容を再検討し、質疑応答やアンケートなどで不足部分を確認して常にブラッシュアップをしていこうと思います。