こんにちは。26歳主婦のなさがわです。
前回、こちらのブログにて私がうつ病になった時の話を少し書かせていただきました。
今回はその後の精神薬を断薬するにあたってのお話しをさせていただきたいと思います。
皆様の何かの参考になれば嬉しいです。
【私が断薬を決めた経緯】
●引っ越しと一緒に病院も変える
一昨年の11月、私はうつ病を診断され約4か月の休職、その後退職をし、結婚の為新転地へ引っ越しました。
うつ病を抱えている人の場合、大きな変化や選択は避けた方が良いとされていますが、
前のブログでもお話ししたように、私が罹患した理由が仕事関係であり、
職員だけではなく、家族以外の全ての人へ会うことの恐怖や不安があったため
思い切って夫以外は誰も自分のことを知る人がいない環境に身をおいてみてはどうか、と
家族で話し合い、引っ越しを決めました。
また、その頃には外出できることも増え、感情の起伏もさほどなかったので、踏み切れたひとつかもしれません。
●病院探しは大変
さて、新しい場所に行くということは、病院を変え、主治医を変えなければなりません。
私の地元とは異なり、次に住む場所は比べて都会の方だったので、メンタルクリニックと名の付く病院が検索をかけると何件も出てきます。
当然、どこが良いのか、自分が信頼できる先生であるのかわからない。
環境になれるまではどうしても疲れやすくなってしまう傾向が私にはあったので、なるべく近い場所が良い。
ということで、候補を2つ程に絞りました。
1つは、家から徒歩5分ほどにある病院。
幸運なことに、住むことになった市町村では有名で、先生も丁寧に対応してくださると人気の病院でした。
早速電話をしてみることに。しかし、そこは人気の病院。
「1か月先までは予約が埋まっている。また予約するならば1か月後に連絡ください。」
ぎょえええええええええ。
1か月となると、余分にもらった薬がとっくに切れてしまっているので、危険…
となると、第二候補。
隣町で、1か所目より少し離れてはいるところでしたが、ホームページや口コミを見る限りではよさそうな病院です。
そこは、無事予約も取れていけることが決まり一安心でした。
病院数が多いからといって患者さんが分散するわけではなく、当然ながら人気なところへは
人が集中するのですね・・・はじめて経験したできごとでした。
私よりも、もっと苦労されている人はたくさんいると思います。
●転院をチャンスに
どんな病気においても、自分とは合う、合わないがあると思います。
精神的な疾患においては担当医との相性は最も重要といってもいい程大切であるといいます。
最近では、うつ病を脳波の機械を活用し、見える形での診断や治療が行われている病院もあるようですが、
もともとのこの病気の原因は過剰な身体的・精神的ストレスのために起こる脳の障害なので、
自分の話しを聞いてくれるか、何を言われるのか、自分の希望に寄り添ってもらえるのかなど
患者が求めているものと担当医の相性はとても大切なのです。
地元にいたときに通っていた病院の担当医は、毎回行く度に私の話しを細かく細かく聞き取り、
そこに合わせて薬を調節したり、眠りすぎるのは悪いことではなく回復のための体の反応だから眠っていいと
自分の不安なことを説明してもらえるとても良い担当医だったので、正直変わることは不安でした。
しかし、最終的には薬を一切やめることを目標にしていたわたしにとって、
担当医が変わることでまた新しいステップを踏めるチャンスと考えることにしたのです。
●担当医が変わり…
新しい病院は、期待をしていった通り新たな治療の方向に進みました。
以前は行わなかった血液検査、私の今の状態で、2種類飲んでいたうちのひとつはいらないという判断が
早々にくだり、転院1回目で薬をひとつ減らすことに。(やめた薬に関しての血液検査でしたが、問題なしでした。)
紹介状と共に改めて私の経緯を聞いてくださり、期待感が私の中で高まりました。
この先生と一緒なら、薬をやめていけるかもしれない…!
とても前向きに、何ならワクワクしたことを覚えています。
それからというものの、家事を出来る日が増えたり、ヨガをはじめたりと病気に対して、自分の体に対してポジティブに動けるようになっていきました。
(それまではただやる気がないのではなく、やりたいと頭で思っても倦怠感が強く起き上がれないのです)
しかし、月に1度通う中でだんだんと違和感を感じるようになりました。
確かに、私の話しは聞いてくれます。
薬も出してくれます。
ただ、それだけなのです。
比較してしまうのは失礼かもしれませんが、以前の担当医のような、私の困り感に対して、そして体に対して親身になってくれる感じがなく
’’仰せのままに’’状態。
例えば、私がその時1番に困っていた眠りすぎてしまう、疲れて動けないという事に対し
「このまま様子をみればいいのでしょうか?」 「まぁそうなんだろうねぇ」
薬を飲んでいれば元気であるという様子に対して
「もう薬やめてもいいのかなぁと思うのですが」 「じゃぁやめてみればいいかねぇ」
といったような状態。
私が求めていたのは、眠ってもいい段階なのか、眠らずに過ごす方が治る見通しが出来るのか
薬をやめたいということに対して医学的なところから意見がほしかった。
やりとりも、様子をパパッと聞いたらもう薬の処方の話し、そして次の予約の話し。
とても私にとっては親身になってくれているようには思えなかったのです。
いくら姿が元気とはいえ。まだ薬を飲んでいる身なので、心配や不安はあります。
それなりに自分でもいろいろ調べてはみているので、だからこそ担当医からの道しるべがほしいのです。
家族や夫からは、もう少し薬を飲んだ方がいいのではないかと言われていましたが、
私の心は決まっていました。
薬やめよう。と。
言うなれば薬をやめたいのではなく、早く病院を卒業したかったという方が正解かもしれませんね。(笑)
次のブログで、断薬をはじめてからのことを書きたいと思います。
ただ、
これはあくまでも私がした強行突破ですので、自分の体の状態をみてしてください。
担当医ともっと話したり、病院を変えたりと他にも方法があります。でも、
担当医が嫌になった。病院を変えるほど、恐らく体調的に悪くはない状態まできている
と自分では感じたので、強行してしまったわけなのです。
次回に続きます。