唐突ですが、レム睡眠行動障害(RBD)という睡眠をご存知でしょうか?

 

寝ているだけなのに様々な事件を起こしてしまう「レム睡眠行動障害」についてお話します。

と、いうのも、私の友人のご主人がこの病に冒されてしまい、

友人は怪我をしてしまいました。

 

ということで、知らないとこわーい睡眠障害の病を取り上げました。

 

レム睡眠とは

睡眠の一つの型で、身体は眠っているが、脳は覚醒(かくせい)に近い状態にある睡眠をいう。レム睡眠の名は、この睡眠の特徴的な現象の一つである急速眼球運動rapid eye movement(REMと略す)によっている。

ほとんどの夢の体験はこのレム睡眠のときにおこるため、夢見(ゆめみ)睡眠とよばれることもある。(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)

 

レム睡眠中は脳の一部が起きている「記憶の定着」の時間と言われています。

それぞれの睡眠時には、特徴的な脳波が見られます。

レム睡眠では、脳の一部は起きている時と同じように活動しています。

脳のなかでも、記憶と学習に関わる扁桃体(へんとうたい)や海馬といわれる大脳辺縁系が活動しており、レム睡眠時には、情報の整理、統合が起こり、記憶の定着が起こっていると考えられています。

https://sleepdays.jp/articles/176  より引用しました。

 

このようにレム睡眠では脳の活動が盛んなことから、浅い睡眠と言われます。

 

この病の特徴的な症状は、

「夢の内容に反応して行動する」ことだそうです。

男性に圧倒的に多く、また多くが中高年以降に発症します。

 

 

レム睡眠とノンレム睡眠

 

人は眠っている間、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。

 

睡眠の約75%はノンレム睡眠で残り約25%がレム睡眠であると言われています。

レム睡眠とノンレム睡眠は約90分の周期で規則正しく繰り返されているのだそうです。

 

レム睡眠の後は必ずノンレム睡眠が現れます。

これが一晩に5、6回繰り返されます。

睡眠が進むほどレム睡眠の割合が多くなり、脳を覚醒させる準備に入ります。

この間に目覚めると、すっきりと快適な目覚めを得ることができます。

 

●ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は、「脳が休息している」状態です。

だから、ノンレム睡眠は深い睡眠と言われています。

時々、ノンレム睡眠時にも夢を見ることがあると言われていますが、

この時に見た夢は、シンプルなストーリーが多いそうです。

 

●レム睡眠

夢を見るのは、眠りの浅いレム睡眠の時ですが、

この時は筋肉の活動が停止し、体が動き出す事はありません。

 

レム睡眠時に見た夢は、超非現実的な場合が多いと言われています。

夢は非現実的な内容なのに、夢の中では違和感を感じないのです。

 

起きた後に、夢を覚えていた場合、

夢の中では当たり前だと思っていたことが、起きてからは、すごく変ですごくファンタジックであり得ないことだと感じますよね。

 

レム睡眠中には、

視覚などの感覚をつかさどる大脳皮質感覚野や感情をつかさどる大脳辺縁系が活動しているからだそうです。

その一方で、論理的な思考をつかさどる前頭葉の一部の活動は低下しているからだそうです。

 

 

睡眠障害RBDとは

 

RBD とは複雑な異常行動を呈する.寝言や上下肢が軽度動く程度のものから,叫ぶ,隣のものやひとを殴る,蹴る,起き上がって歩く,走るものまで,攻撃的・暴力的な行動が出現します。

異常行動は数分以内のものが多い.REM 睡眠が増加する睡眠後半に多いが,夜間のどの時間帯にも出現しうる.一

晩に複数回起こることもある.激しい行動にもかかわらず,この間に覚醒することは少ない.しかしせん妄と異なり,他者による覚醒は容易で,覚醒させて夢の内容を確認すると,追いかけられたり,口論やケンカをするなど,不快感や恐怖感を伴う悪夢が圧倒的に多いが,楽しい夢のこともある

(下記より抜粋しました。↓)

Rapid eye movement (REM)睡眠行動障害の診断,告知,治療

https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/057020063.pdf#search=’%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E9%9A%9C%E5%AE%B3RED

 

 

何らかの原因で、レム睡眠で筋肉の活動停止が起きず、夢に反応した異常行動が出現する睡眠障害がRBDなのだそうです。

 

この病気は激しい口論の寝言で始まることが多く、

徐々にケンカや争うような夢を見ながら「この野郎!」などと叫んだり、

殴る、蹴るなどの暴力を振るったり、ベッドから飛び降りるといった行動も見られるそうです。

 

隣で寝ている配偶者などのベッドパートナーは、

殴られてけがをしたり、首を絞められたりすることがあります。

また、本人が壁に激突する、窓ガラスを割るなどしてけがをするケースもあります。

 

ただ、本人はこうした行動には気づいていないのです。

 

 

将来危険な疾患になってしまう可能性も?

 

「レム睡眠障害」の3割が、将来パーキンソン病やレピー小体型認知症などの神経変性疾患になるとの報告もあります。

 

また、レビー小体型認知症では、最初の症状として、レム睡眠障害が現れる場合が多いという結果も出ているようです。

 

レム睡眠障害・RBDの原因

 

RBDの原因は、ほとんどの場合不明です。

しかし、アルコール、睡眠不足、ストレスなどの影響もあるのではないかと考えられています。

また頭部の外傷・内傷・脳の様々な病なども関係しているとも考えられています。

 

レム睡眠障害・RBDへの対応

 

  • REDの始まり

就寝してから約90分後に最初のレム睡眠がおとずれると言われています。

このときに大きな寝言や奇声、体を寝ながら大きく動かすなどがみられることがあるそうです。

しかし、大体、およそ10分以内に治まるため、危険な行動がなければ見守るだけにしましょう。

 

  • 見守る・自然に起こす

 

朝方のレム睡眠は長く続くことが多いため、10分以上待っても行動が治まらなければ、

自然に目を覚ますように働きかけます。

身体をゆすって急に起こしてはいけません。

たとえば、部屋を明るくしたり、目覚まし時計を鳴らすなどして起こさなければいけません。

 

昼間に不安を覚えたり嫌なことがあると、悪夢を見やすくなります。

日中は、おだやかに過ごせるように心がけましょう。

 

 

  • RBDの治療

 

RBDの症状が疑われる場合は、

病院に泊まって睡眠ポリグラフィ検査を受けます。

この検査では、睡眠時の行動を監視するとともに、脳派・眼球連動・あごの筋電図・呼吸状態・足の動きなどを測定します。レム睡眠時に筋肉の活動が増加していれば、RBDと診断されます。

 

 

この病は、一人ではわかりません。

眠っている本人は「夢を見た」と認識していてもそれに対して自分が現実のように体を動かしたとは認識していないのです。

だから、周りの方の理解と早めの受診が必要となってくるのです。

 

病気に理解がないと、家庭不和や暴力事件へと発展していく恐れがあります。

家族にとってはとても大変やっかいな病です。

 

 

さあ、あなたは大丈夫ですか?

寝ている時の自分のことをベッドパートナーに聞いてみてくださいね。

 

まとめ

  • レム睡眠とは
  • レム睡眠とノンレム睡眠
  • 睡眠障害RBD
  • 将来危険な疾患になってしまう可能性も?
  • レム睡眠障害・RBDへの対応

・REDの始まり

・見守る・自然に起こす

・RBDの治療

 

レム睡眠行動障害は、睡眠の質を整えることが必要と言われています。

 

日中に不安や嫌なことがあると、悪夢を見やすくなるのだそうです。

怖いテレビを見るのは避けましょう。

日中はおだやかに過ごせるように心がけましょう。

また、夜に良い睡眠を取るために、

軽めの運動をしたり、身体を積極的に動かししたりして、

昼と夜のリズムを規則正しくしていくことも大切です。

 

もし、あなたのベッドパートナーが少しでも夢見が悪いようでしたら、

少し様子を見て気をつけてあげてくださいね。