こんにちは、リリコです。
前回「初めてのお付き合い①」を書きましたので、その続きの「初めてのお付き合い②」を書いていきたいと思います。
中学1年生で初めて付き合ったH君との、初デートは「公園デート」でした。
今思うと初々しいですよね(笑)
いつもは学校でしか会わないので、見慣れている制服姿から私服を見れるということもあり、楽しみなのと、自分の私服を見られる!という緊張で気合いが入ってました。
「思いっきりお洒落するぞ!」と持っている服の中で一番のお気に入りのワンピースと、少し肌寒いのでカーディガンを着ていくことに決めました。
いざ当日。
私の家の近くに広い公園があるので、そこのベンチで待ち合わせ。
公園には遊びに来ている親子連れや子供たちがいて、少し恥ずかしくなりながら彼が来るのを待ちました。
私が待ち合わせ時間より10分は早く着いてしまったので、彼は時間ピッタリに来ました。
彼は身長が高いので、何を着てもカッコいい!と思いました。
彼は普通にジーンズにパーカー姿で待ち合わせのベンチに来ました。
「おはよう」と挨拶をし「緊張するね」と私が言うと「人がいるから余計に緊張する」と彼が答えました。
何をするわけでもなく、ただベンチでお喋りしていました。
クラスの友達の話や、部活の話、夏休みは何していた?など、本当にたわいもない話です。
その時は私も彼もそれが精一杯でした(笑)
ただお喋りをしているだけでも、楽しくて、いつも手紙ばかりなので、ここぞとばかりにお喋りになる私(笑)
それを静かに聞いてくれるH君。
公園で何時間もお喋りしてました。
H君も学校や帰りとは違い、学校の人がいないので、小学校の時のように話してくれるようになりました。
いつの間にか夕方になっていて、「暗くなってきたから帰ろうか」となり、その日はお喋りだけして帰ることに。
「また明日。学校で会おうね。明日も一緒に帰ろう」と言ってくれて、家に帰ってからも、幸せ気分のままでした。
次の日学校で会うと、いつものように手紙交換をして、「昨日は楽しかったね」「また休みの日にデートしようね」など、やり取りをして、放課後に。
いつもの待ち合わせ場所に行き。いつも通り一緒に帰り、いつもの場所で長話。
でも、少しソワソワしているH君。
「どうしたの?なんかあった?」と聞くと「別に何でもないけど….」と下を向き耳が真っ赤になっていました。
何もわからない私は、無言になり、何かしたかな?と考えていました。
すると急に彼が「あのさ….手….繋がない?」とボソボソと下を向いたまま、聞いてきました。
急なことにびっくりした私は「え、あ….うん。繋ぎたい」と答えたら、彼が手を出してきました。
手を繋ぐというより、握手のような感じに(笑)
「なんか変だね(笑)」と笑いだす私たち。
きっと私も顔が真っ赤になっていたと思います。
そして、握手から、手を繋ぐ形になり、手を繋ぎながらお喋りし、お互い真っ赤になりながら、初手繋ぎに発展しました(笑)
もう私は「手汗大丈夫かな」とばかり心配して会話の内容を覚えていません。
たぶん彼も同じだったと思います。
それがきっかけで、一緒に帰るときは手を繋ぐのが普通になりました。
でもやっぱり恥ずかしいみたいで、手を繋ぐときは「手繋いでもいい?」と聞いてきます。
もう普通に自然に繋いでもいいのに!と内心思っていましたが(笑)
彼と付き合い始めて1年が経ち、私たちは中学2年生になりました。
2年生でもクラスは別々になってしまったので、今までと変わらず手紙のやり取りと、放課後は手を繋いで帰るのが当たり前になりました。
たぶん中学生の恋愛の発展スピードは遅いと思います(笑)
一つ一つが初めてなので、急に発展することができないです(笑)
付き合って1年なので、手の繋ぎ方も普通から恋人繋ぎになるようになりました。
恋人繋ぎになった時は、自然にそういう形になったので、彼も成長したのかもしれないです。
会話も増え、家にすぐ帰りたくない気持ちがお互いに増してきて、夕方暗くなっても、いつもの場所で長話して、「帰りが遅い」と親に怒られたことを覚えています(笑)
それでも少しでも長く一緒にいたかったので、親の言うことを無視し、毎日暗くなっても彼と一緒にいました。
2年生の冬。
寒くなってきて、外で話すのも「寒い寒い」と言いながらも、長話をやめることはなかったです。
そんな時、「今日も寒いね。あのさ、ぎゅってしたいんだけど…」と突然彼が言い始めました。
戸惑う私。
でも嬉しくて、腕を広げて待っている彼の元へ歩み寄りました。
私が行くと、ぎゅっと抱きしめてくれました。
私も同じく彼をぎゅっと抱きしめました。
ハグぐらいかなと、思っていましたが、全然離してくれず、その態勢のまま話してました(笑)
抱きしめ合ったまま、お喋りをして、車が通るたびに「見られてる~」と思って恥ずかしかったです。
そろそろ帰ろうかとなったときに、やっと離してくれて、何事もなかったかのように「また明日ね」とバイバイしました。
次の日の手紙で、彼から「昨日はぎゅってできて嬉しかった。またぎゅってしたい」と書いてきてくれて幸せでした。
今度は恋人繋ぎから、ぎゅってして話すのが日課に。
1年で一つ発展していくようになりました。
きっと早い子はもっと進んでいるかもしれないけど、この頃の私たちには十分過ぎるくらい幸せな時間でした。
今回はここで終わりにしたいと思います。
付き合って1年、中学2年生の冬の出来事を書きましたが、次回は中学3年生になった頃の話を書きたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
初々しさが伝われば嬉しいです。