飽食の時代と言われる今、私たちの周りには食べ物があふれています。とても恵まれた環境ではありますが、ダイエッターにしてみれば、「大迷惑!」ですよね。「食べ物の誘惑が多過ぎて困る。誘惑に勝つにはどうしたらいいの」と真剣に悩んでいる人がほとんどでは?私も昔は、食べ物を見てしまったら絶対にその誘惑に勝てないと思っていました。だから、デパ地下には行かないようにしていたし、パン屋さんやクレープ屋さんの前など、甘い香りに誘われないように、わざわざ遠回りして避けていたほど……。これが、食べ物の誘惑に勝つ、自分なりの方法だったのです。でも、これでは、その場しのぎの対策にしかなりません。根本的な解決にはならないのです。

1.食べたくなるのは栄養が不足

悪いのは、目の前にある食べ物ではなく、食べ物の誘惑に勝てない自分。考えてもみてください。いくら目の前においしそうなものがあっても、どんなにいい匂いが漂ってきても、別に気にならない人もいるのです。食べ物の誘惑に勝てない、つまり、食べたくなってしまうのは「栄養が欲しい」と体が感じている栄養不足の状態だからなのです。

食べ物の誘惑に勝てる自分になるためには、足りていない栄養をちゃんとプラスすればいいのです。スイーツ、菓子パン、スナック菓子……。こうした食べ物の誘惑に勝てないと嘆く人は、きちんと食事をしてない場合がほとんど。例えば、スナック菓子やアイスがやめられないという人に限って、「ごはんは子ども用のお茶碗に半分しか食べていません」と言います。食事をきちんと食べて体に栄養を与えれば、お菓子はそれほど食べたいと思わなくなるはず。

2.食事内容を改善

朝は果物、お昼はおにぎり……と、少しずつ普通の食事に近いものを取り入れてもらうようにしたところ、まず、スナック菓子が欲しくなくなりました。私も、デパ地下を避けていた10代や20代の頃は、肉も油も炭水化物も抜いてカロリーをかなり抑えていました。だから、常に栄養不足で食べ物を見ると食べたくてしょうがなかったわけです。まず食事で肉や魚、ごはんやみそ汁など足りていないものをプラスしてみて!

3.無性に食べたいサイン

「疲れた時は甘いもの」と、よくいわれるように甘いものが欲しくなるのは、心身が疲れている証拠。糖分は素早く体内でエネルギーに変わるので、体が甘いものを食べることで素早くエネルギーをチャージしようとしているのです。糖分の摂りすぎが気になる人は、たんぱく質を補給することでエネルギーチャージになります。乳製品や大豆製品、鶏ささみなどで力を蓄えて。また甘いものがチョコレート限定だとすれば、マグネシウム不足の可能性も。マグネシウムが不足すると、骨の形成などに影響が出てしまたり、脳が酸欠状態になって神経過敏や抑うつといった症状が出ることも。こちらも食べすぎが気になるならナッツ類、海藻類などマグネシウム含有量が多い食べ物を意識的に摂ってみて。