こんにちは、non71です。

皆さん結婚したいですか?

突然の質問に皆さんの顔がこわばるのを感じております。

しかし、女性であればしたい方が大多数なのではないだろうか……というのが私の偏見です。

なぜそう思うのかというと、私の周囲の友人はある一定の年齢になると皆口をそろえて「結婚したい!」と騒ぎ出すからです。

恋愛はいつの時代、どの年代でも盛り上がるワードのひとつですよね。

早い子は幼稚園、保育園の頃から友だちと「リス組の○○くんがかっこいい」「○○くんの方が」などと騒いでいた記憶があります。女の子は総じておませです。

小学校、中学校、高校、大学、社会人……生きるステージが変われど、女同士ついてまわるのが恋愛話、それから誰かの悪口です。こればっかりはやめられない。なぜかというと、とにかく盛り上がるのです。

人の不幸なんて聞きたくない!という可愛いお嬢さんもいます。そんなこと口にしただけで村八分にされるのが目に見えているので、言っている子は今までで一人しか見たことがありませんが。もちろんその子は浮いていました。可哀そうに。

女はいつから結婚したがるのか。

私の周囲を見るに25歳を超えたあたりからぽつぽつと「そろそろ……」という声が聞こえてきます。言わない子も顔に出ています。態度に出るのです。そして、それとなく全員の動向を探り始めます。

ここがまた女の可愛いところなのですが、どんなに良い子でも「置いていかれたくない」という気持ちがむくむくとわいてきます。そうではない子も中にはいるかもしれませんが、どれほど気にしていないアピールをしていても、10代~20代前半の余裕が顔には出てきません。

さて、25歳を超えた女が皆次々と結婚していくなか、私ももちろん焦っていた女の一人でした。

私の友だちはおとなしい子が多く、お世辞にもモテるとは言えません。(私も含めて)喪女といわれる部類です。

若い頃は「結婚なんて、他人と暮らすなんて嫌!」なんて友だちとも話していましたが、興味のないふりをして男女の付き合いには興味津津、すっかり私も周りも耳年増になっていました。

情報だけあっても、実経験がない私たち。もう30が近い私たち。

リア充と呼ばれる方たちがどうやって男性と知り合い、どうやって交際までいくのか、それすらもその歳になっても分からないのです。

分からないなら分からないなりに、リア充に聞いてみればいいものの、私たちのような喪女は現実をスイスイと乗りこなしているような女にはほとほと弱いのです。端的にいえば怖い。下手すると男性よりもです。

そう、私たちのような女はプライドだけは一人前、人に聞いてもし失敗をしたらと考えただけでもう動けなくなります。そして馬鹿にでもされたらもう立ち直れません。

こうして成功者からは何も情報を得ることなく月日だけが流れていきます。

なかにはそうしたプライドを捨てて、思い切りリア充に教えを請う友だちもいました。(彼女は私の中では英雄です)。そしてあっさりと恋人を作り、結婚までたどり着いたのです。

私と少ない友だちは、元喪女の彼女に秘訣を聞きに、いそいそと彼女の家を訪ねました。

成功者でも元仲間なので、変なプライドもなく聞き出そうと思えたのです。人によっては「もう彼女は変っていまって……リア充だ」といい聞こうともしない子もいました。

そんなことを言っていられない私ともう一人の友だち(婚活しているがうまくいっていない)で、元喪女の友だちを訪ねました。彼女は新築のアパートを旦那さんとふたりで住んでいました。

ニコニコ幸せそうな友だちを見て、さすがにひねくれている私もちょっぴり嬉しくなりました。一緒に来た友だちも同じようです。

軽く世間話という名ののろけを聞いて、いざ本題に入ります。どうすれば結婚できるのか。どうすれば恋愛ができるのか、と。

そう私たちが尋ねると彼女は突然鼻の穴をふくらましながら「えー、大丈夫だって、そのうちできるよぉ」とニヤニヤと言いました。

いや、そのうちできる、できると思ってこの年齢、どうにもならなかったから聞いてるのです。

そこをなんとか教えてほしい。自分たちも結婚したい、と友だちは続けました。

私は元喪女の表情を見た途端に聞く気が失せてしまいました。それどころか嫌な顔もしたかもしれません。しかしそんな私の雰囲気に気付かないように彼女は「そこまで言うなら~」と語り出しました。

そこからは延々とダメ出しと自慢のパレード。

如何に自分が努力したか、彼に気に入られようとしたか、それに比べてお前らはどうだ、努力したのか、化粧の研究、男に気に入られるようなしぐさの研究、タイミング、それができていないからお前たちはダメなのだ。

それを聞きながら私は、この家に来なかった友だち達が正しかったことだけを悟りました。

隣の友だちももう黙ってしまいましたが、元喪女に口は私たちがお暇するまで止まりませんでした。

私はいまだに結婚できていません。