そろそろ新入社員が入ってくる。そういった時期ではないでしょうか。
人事・総務部門では入社式やその後の新入社員研修の準備に大忙しの時期だと思います。
うちの会社もそれに向けてバタバタしている中ですが、今度の入社式では例年通りの入社式ではなく、ちょっとした催し物をしたいと考えていました。
そこで今回は採用サイトの担当の方に教えてもらった他者で実際に行われているちょっと変わった入社式や、うちの会社でボツになった入社式の案などを紹介していきたいと思います。
他者で実際に行われた入社式
- 靴用品メーカー
自社用品を使って先輩社員が新入社員に靴の磨き方を実際に磨いて見せ、その後、先輩社員の靴を磨くというもの。
先輩との交流も図れますし、自社製品をより知ることが出来るというものです。
- 筆記用具メーカー
鉛筆をナイフで削ることが減っている昨今、実際に鉛筆をナイフで削り、5年後の自分にメッセージを書くというもの、
鉛筆を削る技術や5年前の自分のメッセージなどを振り返ることが出来るので、入社後も励みになる内容だと思います。
- 水族館
魚が泳ぐ水槽の中にウエットスーツを着て酸素ボンベを背負って水中で辞令を受け取るというもの。
これはお客様の前で行われるそうで、一生忘れられない記憶に残る入社式になりそうです。
- 自転車販売会社
役員と新入社員が100kmをサイクリングするというもの。
役員との交流が図れたり、体力も付けることが出来るという内容です。
自社製品を使っての催し物が多いですね。うちの会社は自動車販売会社なので、車を使った何かでしょうか。
けれど事故や傷を付けたりすると新入社員もショックが大きいと思うので、少し難しそうなんですよね…
他にはこのようなものもあるそうです。
○結婚式風
配属先の部署のトレーナーになる先輩社員と新入社員がバージンロード風の道を共に歩き、牧師風の格好をした社長から「トレーナー・トレーニー同意書」を提示され、それにサインをするというもの。
入社したその瞬間から、この先輩に付いていく、先輩社員はこの新入社員を一人前にする決意を役員の前で決意するので、先輩後輩の結束は固まると思います。
○先輩社員からの出し物
入社2年目を迎える先輩社員が練習した演劇や演奏を新入社員の前で披露し、歓迎するというもの。
これを伝統にすると来年は自分たちがという気持ちにもなりますし、3月の決算期という忙しい時期にその合間を縫って練習してくれていたと改めて感動するというものです。
○サプライズメッセージ
入社式の終盤に新入社員それぞれの親御さんからこれまでの成長を振り返り、これからの社会人としての激励のビデオメッセージを頂き、感動させる内容です。
その返事を入社式当日に撮影し、親御さんにお返しします。
自分の気持ちを言葉にする恥ずかしさを乗り越える練習にもなりますし、今後辛いことがあっても、その支えになるような内容だと思います。
この内容を踏まえてこのようなものを考えてみました。
①自分が働く環境を知るために先輩社員と共にお店を1軒1軒歩いて周り、店長や先輩社員に挨拶をして巡るというものです。
これはスーツを着て巡ってもらい、着慣れないスーツやビジネスシューズでの歩行訓練を兼ねるというものです。
②自社で取り扱う商品を知るためにクルマのアップからだんだんズームアウトしていき、早押しで車名を答えるというものです。
これは入社2年目を迎える先輩社員に仕切ってもらい、伝統にしていきたいと思います。
③自動車販売業界で働くからには運転マナーや交通ルールをしっかり理解しておいてもらいたい!と、言うことでうろ覚えになりやすい『標識』のクイズ大会を実施。
これも入社2年目を迎える先輩社員に仕切ってもらい、伝統にしていきたいと思います。
④先ほどの親御さんからのビデオメッセージ。これは全ての親御さんに同意を得られない可能性があって、頂けない場合は締まらないと思いますので、親御さんではなく、配属部署のメンバーから歓迎メッセージをもらうというもの。
今はスマホやタブレットのアプリで簡単に動画を作れるので、あまり負担にならずに出来るのではないかと思います。
うちの会社の社長は目的が明確でとその内容が本当に新入社員のためになる内容でないとOKしてもらえない性格なので、ただ何かやるというのは難しいのです。
しっかりと目的と成果(?)が出るような内容で皆が納得し、新入社員の記憶にも残る入社式を考えていきたいと思います。