1.はじめに
腸に良い食品と聞いてまず思い浮かべるものに、ヨーグルトがあるかもしれません。現代は、ヨーグルトは万能というイメージさえできつつあります。ヨーグルトには乳酸菌が含まれ、それらが善玉菌を増やす作用があることは、一般的にもよく知られています。
ヨーグルト100gあたりの成分を見ると、血清コレステロールを増加させる作用のある
飽和脂肪酸は1.83ミリグラム
コレステロール値は12ミリグラム
同量の豆乳では、
飽和脂肪酸が0.32ミリグラム
コレステロール値は0ミリグラム
つまりヨーグルトは、豆乳に比べて脂肪分が非常に多いことがわかります。ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌は、胃液や腸液のなかでは生存しにくい性質を持っています。体に良いというイメージを鵜呑みにして、ヨーグルトをはじめとした乳製品を毎日摂っていると、かなりの量の脂肪分を摂取することになります。意外とカロリー高いんです。
★ヨーグルトを食べるのであれば、低脂肪ヨーグルト、あるいは無脂肪ヨーグルトをお勧めします。
2.種類
種類によって効果が違います。ヨーグルトの後ろや周りに聞いたことある単語があるのではないでしょうか。自分に合ったものを選びましょう。私はいつもビフィズス菌入りのビオを選んで食べてます。お陰かわかりませんが、風邪にかかったことは近年ありません。
・ビフィズス菌…便通を整える、免疫力の強化、感染症の予防
・KW乳酸菌…花粉症やアトピー性疾患などのアレルギー症状の緩和、免疫力の強化、感染症の予防
・LG21乳酸菌…胃内で作用を発揮しピロリ菌から胃を守る、整腸作用
・ラブレ菌…免疫力の強化、腸内環境を整え、コレステロールの低下作用
3.効果
メリット
・整腸の作用
→乳酸菌は腸内で活動することによりウェルシュ菌(悪玉菌)を減少。さらに腸内の善玉菌を増加させ腸内の環境を整えてくれます。
・ダイエット効果がある
→便秘改善。タンパク質、カルシウム、ミネラルですが、これらを補う効果もあります。
・免疫力をアップさせる
→大腸の善玉菌を増やし、異物が入りにくくなる環境を作ることにより花粉症といった、アレルギーなどの免疫力を向上させる効果があるとされています。
・美肌にする
→美肌に欠かせないたんぱく質が多く踏まれています。
デメリット
・自分に合うものと合わないものがある
→乳酸菌が含まれているヨーグルト製品は約800種類。すべての乳酸菌が身体に合うということはありません。お腹が張ったり、目的の効果がない場合はヨーグルトの種類を変えるのをおススメします。
・胃もたれの原因になる
→ヨーグルトには乳酸菌といった”酸”が含まれています。大量に摂取すると酸性の胃酸の働きが弱まってしまい、胃もたれの原因となることも。
4.ヨーグルトを食べるタイミング
★ヨーグルトは食後
乳酸菌やビフィズス菌は胃酸に弱いので胃酸が薄まり影響を受けない食後にとるようにしましょう。また、食物繊維と一緒に食べることで菌が活発に働き効果がパワーアップします。
ヨーグルト混ぜると美味しい組み合わせ
・グラノーラ
・きな粉
・ドライフルーツ
・はちみつ
・ゴマ
5.まとめ
ヨーグルトは腸から肌まで体の不調の予防につながります。ただタイミングに気をつけ、自分に合ったヨーグルトを食べて腸内環境から美肌になりましょう!